3月園だより
<春3月進級・進学へ向けてまとめの月です>
~コロナ禍の中で前向きに生活するために⑤~
■2月13日(土)の震度5弱の大きな地震に驚かされました。幸い会津地域には大きな被害はありませんでした。10年前の東日本大震災以降、日本のあちこちで、今後も長期的に大規模の地震が起きるおそれがあり、常日頃の備えが大事です。若葉幼稚園・こども園では、「地震」「火災」「洪水」「台風」「不審者」「Jアラート」などいろいろな災害を想定して避難訓練を行っています。
■福島県内の新型コロナウィルス感染は、クラスターの発生があるものの、感染者数は減ってきています。
例年ですとインフルエンザや市内の保育園で現在も発生しているノロウィルス感染症が心配される時期ですが、若葉幼稚園・こども園の園児の皆さんはとても健康で欠席人数が例年より少ない傾向が続いており、大変嬉しく思います。保護者の皆様が関心を持ち、感染予防に努めて下さっているお陰と感謝します。
年度末の3月、引き続きお子様方が心身共に健康的に園生活を過ごし、進級・進学へ期待を持って意欲的に過ごせるよう「丁寧な手洗い・うがい」「3歳以上のお子さんのマスク着用」「手指消毒」「人込みが多い場所への外出を控える」などの基本的な予防を継続して行っていきましょう。
■これまで、若菜幼稚園・こども園関係者でコロナウィルス陽性者は出ていません。万が一園児や職員の陽性が確認された場合には、状況に応じた対応をとることとなります。円滑な対応を行うため下記のご協力をお願いします。
【在園児及び同居ご家族に次のような状況が起こりましたら園にご連絡下さい】
〇発熱などの症状が継続的に4日以上続く場合
〇受診の結果PCR検査を受けることが必要となった場合
〇PCR検査結果が判明した場合
〇園児や同居家族が濃厚接触者等に特定され検査が求められた場合
【誰もが感染する時代です】
■新型コロナウィルス(COVID‐19)は、今後感染症の一つとして位置付けられ、人類と共存生活になります。
気を付けて生活していても感染者や濃厚接触者になってしまうことが起こります。私達の誰もが感染の可能性があります。
感染者、濃厚接触者とその家族に対する誤解や偏見に基づく差別を行わないこと、思いやりと励ましの言葉で温かく接する姿勢が大切です。医療従事者や社会活動を支える仕事の方々への敬意や感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
<小学校入学への期待を胸に見学会に参加しました>
■入学への喜びや期待感を高めるために、入学する年長児と保育教諭が2月8日(月)に城西小学校、19日(金)に門田小学校の見学会に参加し、校舎内や授業の様子を見せてもらいました。「卒園生の〇〇ちゃんがいたよね」「教室は静かだった」「緊張した」など、お子さん達は感想を話し合っていました。
幼稚園・こども園時代で身に付けた集団生活のルールやマナーを守り意欲的に授業に参加し立派に成長していました。学級ごとの活動に真剣に取り組み、自分の役割を果たし、積極的に発表する姿や友達と協力していた姿が印象的でした。
5歳クラスの保護者の方より「届いたランドセルや机を毎日ながめています」「学校ごっこをして遊んでいます」と、入学を心待ちにしているお子さんの様子をお聞きしました。新しい生活や環境に早く慣れ、お子さんが生き生きと輝く姿を期待しています。残りわずかの園生活のしめくくり保育を進めます。
<個人面接でお子さんの成長に期待する方向性を共有できました>
■お子さんの成長や良いところを確かめ合い、進級に向けてのこれからの課題、園と家庭で連携し、どうサポートしていくかなど、保護者の皆さまと順次面接を行い、共通理解ができました。お忙しい中ご来園いただきありがとうございました。(5歳クラスの個人面接は11月に行ないました。)
内容の一部をご紹介します。
【満3歳クラス】
・園に喜んで登園している。生活リズムが整ってきた。
・トイレトレーニングが進んできている。家でのおもらしが減るとよい。家でも布パンツで過ごすことが多くなりウンチもできるようになった。
・園での様子を話し、友達の名前が出るようになった。
・話が上手になり言葉の数が増えた。
・食事の量が増えた。
~園からお話した事~
〇毎日楽しく安全に園生活を過ごす事が大切です。お子さんの様々な姿、甘えや頑張りを認め、家庭と協力しながら必要な援助をし、育ちを見守りましょう。
〇園で頑張っている分、家では甘えが出ると思います。お子さんの頑張っている姿を認めて甘えを受け止めながら、守らなければならない「きまり」や危険なことについてしっかり教えてあげましょう。
【3歳クラス】
・幼稚園が楽しいようで「早く行きたい!」と言い、友達と遊んだことや楽しかったことなど色々なことを話すようになり楽しいことが伝わってくる。
・一人で出来るようになったことが増えたこと、友達と一緒に遊ぶ姿が見られるようになり成長を感じた。
・初めての行事等にも積極的に参加して、楽しんで行っていたので、良かった。言葉も増え、心身ともに成長を感じる。
・自分で「こうしてみたい!」「どうやるの?」といろいろなことにチャレンジしようとすることが増えた。
・「ありがとう」「ごめんなさい」をきちんと言えるようになってきた
・箸を使って食事をするが、まだ持ち方がうまくいかないので、その都度知らせている。
~園からお話した事~
〇友達同士で刺激を受け、一緒に遊び活動する喜びを味わい、大きく成長しています。お子さんと一緒に楽しみ興味関心の芽を育てていきましょう。身に付けて欲しい習慣は家族で共有し、話し合い、約束を守ることも大切です。年下の満3歳クラスのお兄さんお姉さんらしくしようとする意識が育ってきています。
〇様々な経験が自信につながり、自分の思いを言葉で表現する姿が沢山見られます。
【4歳クラス】
・一年を通して気持ちの成長が見られた。「やってみよう」とする気持ちや自分で目標を決めて達成しようという姿勢が出てきた。
・進んでお手伝いをしたり、周りを見て行動できるようになった。
・積極的な発言や、園での話や友達との出来事を話すようになり、言葉の組み立てや分かりやすく説明ができるようになった。
・自分のことは自分でやろうとする気持ちが育ち、自分で準備物を揃えることが増えた。
・友達と喧嘩をすることもあったが、仲良しの友達が増え、色々な友達の話題が出てくるようになった。
・言葉遣いが悪くなり、家で注意することが増えた。
・箸を使い食事ができるようになり、苦手なものにも挑戦し時間内に食べ終えるようになってきた。
~園からお話した事~
〇年長クラスに憧れていろいろな事に挑戦し「もっとできるようになりたい」と意欲が育っています。進級を楽しみに園生活が送れるよう励ましていきましょう。早寝、早起き、食事などの基本的生活習慣の確立はとても大切です。周囲の環境を整えながらしっかり身につけましょう。
〇自分の思いを主張することで他者とぶつかり合い、嫌な気持ちを味わいながらも自分の気持ちに折り合いをつけ、次第に友達の思いに気付けるようになり、気持ちの面で大きく成長する年齢です。集団生活の中で積み重ねた経験が心身共に大きな成長につながっています。
〇乱暴な言葉、汚い言葉はその都度周囲の大人から注意することが大切と考え指導しています。相手に合わせるために言葉が悪くなる側面があり、国際化が進む時代なので、言葉を吸収する能力は押さえないことも必要です。良い言葉、必要な言葉が上手に使いこなせるように気を付けて指導していきます。
<一人ひとりのお子さんが輝く卒園式>
■立派に成長発達した年長クラスのお子さん達がもうすぐ卒園です。
幼稚園・こども園でたくさんのお友達や先生と出会い、たくさんの楽しい思い出ができました。
様々な行事を通して同じ目標に向かって一緒に努力を重ね、気持ちを合わせた経験が大きな成長につながり自信が育ちました。やり遂げた喜びや満足感、達成感を十分に味わい心もたくましく育ちました。
お子さん一人ひとりの立派な姿や表情を間近でご覧いただけるよう、卒園児はホールステージに保護者の方はホールフロアに着席し、対面形式で行います。
新型コロナ感染予防対策で、前後左右十分な間隔をあけて進めます。
卒園児一人ひとりが園長先生から保育証書を受け取り、ステージ上で「将来の夢」など発表します。
「卒園児が式への参加を通して成長を確認し、更に自信と喜びを持って小学校生活に進む機会」となり思い出に残る式となるよう準備を行っております。
自信たっぷりの姿、たくさん成長した姿をご覧いただき、一緒に卒園の喜びを味わいたいと思います。
~卒園式の日程~
◎会津若葉幼稚園 3月20日(土) 午前10時15分~
◎菅原若葉こども園 3月20日(土) 午前9時~
◎みなみ若葉こども園 3月21日(日) 午前10時~
<菅原若葉こども園の[新園舎建築工事安全祈願祭]が行われました>
■菅原若葉こども園・幼稚園部(満3歳~5歳クラス)の新園舎建築工事が2月1日に着工し、順調に進んでいます。大型トラック等の資材搬入や工事車両の通行時間には出入口に、誘導員が配置され安全第一に工事を進めています。
■2月12日(金)新園舎建築工事安全祈願祭が執り行われました。前日まで大雪の天候でしたが当日は朝から雲一つない青空となり、中沢学園理事長、施工の会津土建株式会社、設計の加藤建築設計事務所の代表がくわ入れの儀に臨み、玉串を奉納し工事の安全を祈願しました。
新園舎はいつでも沢山身体を動かせるように屋内に広いホールを設け、感染症予防対策で新型の空気清浄機を各保育室に設置します。地域の皆さんや園児に喜ばれる施設として、大切な幼児期に伸び伸びと心身共に育つ園舎となりますので10月末の完成を楽しみにお待ち下さい。